●ちゃんとシャンプーしているのにフケがすごい出る
●シャンプー剤があわないのかなぁ
●すすぎってどのくらいの時間したらいいのかわからない
こんな悩みを抱えていませんか?
僕もフケがすごくでていて悩んだ時期がありました。
シャンプーをきちんとしているにフケがでてしまうのってとてもつらいことですよね。
この記事はそんな悩みを持った方に対して、
実際に今も現場に立ち続けている美容師歴20年の私が、
フケが出て困ってはいるけど、対処の仕方がいまいちわからない…
わかっているけど忙しくてそこまで気がなかなかまわらない…
という方に向けてわかりやすく丁寧に解説していきます。
今までシャンプーってなんとなくしてた!って方には是非とも見て頂けると嬉しいです。
本記事の内容
●そもそもフケの原因って?
●具体的なシャンプーのすすぎの時間は?
●シャンプーは洗いよりすすぎが命!
について詳しく書いていきます。
シャンプーはすすぎがいのちだよ!
シャンプー剤のすすぎ残しに注意
結論から言うとシャンプーのすすぎ、
めちゃくちゃ大事です。
何故ならシャンプーのすすぎが甘いと
皮脂や汚れが取りきれないまま頭皮に残ってしまったり
シャンプー剤の成分が頭皮に残って炎症をおこしたりするからです。
シャンプーをする目的は汚れを取り除くことですが、シャンプー剤がせっかく汚れをキャッチしても
すすぎが足りないとシャンプー剤と一緒に浮かせた汚れも残ってしまいます。
残ってしまった汚れや皮脂には、菌が繁殖してこれが肌トラブルの元になってしまいます。
すると頭皮は健康な状態を維持していくことはできなくなりますから
結果フケやかゆみの原因になってしまうということになります。
シャンプーで汚れが落ちる仕組み
上の図のように
シャンプー剤の特徴は、汚れをキャッチしてつかんで浮かせることです。
綿密にいえばシャンプー剤自体が汚れを落としているわけではないのですね
で、この時に頭皮にも界面活性剤(シャンプー剤)がついて、汚れが頭皮に逆戻りしないようにしているのですが
この時に流しが甘くなってすすぎ残しがあると
流しきれない皮脂や汚れがシャンプー剤(界面活性剤)と一緒に残ってしまい
頭皮の状態を悪化させてしまいます。
へぇ〜
てっきりシャンプー剤で汚れが消えてるんだと思ってた…
そうなんじゃよ。実はシャンプー剤はあくまで汚れをキャッチして、流れる時に汚れが落ちとる仕組みなんじゃ。
シャンプー剤の成分が頭皮に残ると炎症を引き起こす
シャンプー剤の成分が頭皮に残ってしまい炎症を引き起こしてしまうこともあります。
シャンプー剤にはおおまかに分けると高級アルコール系シャンプー、アミノ酸系シャンプー
せっけん系シャンプー、ベタイン系シャンプーの4種類に分けられます。
●高級アルコール系シャンプー
● アミノ酸系シャンプー
● せっけん系シャンプー
● ベタイン系シャンプー
そしてどんなシャンプーも洗浄成分として界面活性剤が含まれていますが
このうち
高級アルコール系シャンプー(合成の界面活性剤)は洗浄力が強く、頭皮の皮脂を存分に洗い流してしまいます
すると頭皮は乾燥してしまい、乾性のフケが出てしまったり
頭皮が乾燥してしまいますから
「このままではまずい…。もっと皮脂を投入だ!」とばかりに
皮脂を余分に出してしまって、今度は逆にベタベタの脂性のフケが出てしまったり。
これらがフケやかゆみの原因になってしまいます!
シャンプーの成分は丁寧に流しても、どうしても頭皮に残ってしまいます
特に合成の界面活性剤は洗浄力が強く刺激も強いので
肌が荒れてしまう方は要注意なんです!
じゃあどうやったら高級アルコール系のシャンプーって見分けられるのといったら
裏にかいてある成分表をみるとわかります。
ラウリル硫酸○○、ラウレス硫酸○○、と書かれているものが
高級アルコール系のシャンプーなのでそれで見分けることができます。
くわしくはこちらの記事をご覧ください。
そもそもフケの原因って?
フケは頭皮の古くなった角質がターンオーバーによってはがれる現象で
誰にでもあることです。
健康な頭皮であれば目にみえないくらいの大きさですが、不要な皮脂や汚れが残っていて菌が繁殖したり
シャンプーのすすぎ残しや刺激の強い成分が頭皮に残っていたりすると
正常なターンオーバーが乱れ
それが目に見える大きさで落ちてきます。
これがフケです。
ターンオーバーとは簡単に言うと、皮ふの生まれ変わりのことだよ!
フケには乾性フケと脂性フケの2種類がある
フケには2つ種類があって
頭皮が乾燥して出るフケが乾性のフケ、反対に湿り気やべたつきがあるフケが脂性のフケになります。
乾性のフケは洗浄力の強いシャンプーで皮脂を根こそぎ洗い流してしまったりが原因で
頭皮が乾燥してしまってなってしまうフケです。
脂性のフケは頭皮の状態が汚れていたり、皮脂を取りすぎて、頭皮がそのままではいけないと
皮脂を過剰分泌してしまってベタベタになって異常をきたしてしまうフケです。
すすぎをしっかりすればフケが改善される可能性もある
どちらの場合もとにかく頭皮を清潔にすること
頭皮の健康は頭皮の土壌を良くしていかないことにはよくなりません。
シャンプー剤の成分をきちんと見て刺激の強いシャンプー剤は避けて選ぶ
シャンプーのすすぎはしっかり時間をかけて流す
このことをしていくのがフケを改善していく道になっていきます。
シャンプーのすすぎの時間の目安は2〜3分
具体的なすすぎの時間の目安は、髪の毛の長さなどにもよりますが
具体的には泡がとれたなと自分が感じるすすぎの時間を2回繰り返します!
時間的には2〜3分!
もうよーくすすいでシャンプー剤が残ってないな、シャンプーでキャッチした汚れが全部落ちたなと感じるくらい流してください。
もう十分すすいだ→そこからもう少しすすぐというイメージです。
髪の毛が長い方や量が多い方はこの辺りを十分に考慮して自分の髪の毛にあった流しかたをしてください。
忙しい方にこそ「すすぎ」の重要性を知っててもらいたい
とかくフケの悩みなどは人に言えなくて、悩みを抱えてしまうものです。
僕もそうでした。
やはりきちんとシャンプーをしているにもかかわらず、何故かフケがでてしまう。
これは忙しい子育て中の方にも悩みが多いことなんですよね…。
子育て中は自分のことなんかに構っている暇はないですから、こうした髪の毛のこともおろそかになりがちです。
なのにシャンプーをきちんとしているのにフケがでてくるとそれだけで焦ったり不安になってきたりします。
だからこそ、この記事で書いたようにようにまずは
しっかり洗い流す時間を長くする
シャンプー剤の成分を見て、刺激性が強かったら変えてみる
これらを是非実践してみてください。
まとめ:シャンプーのすすぎ残しには要注意!フケ・かゆみの原因になる
フケが出て困っている方に伝えたいのはこの三点です。
おさらいしましょう。
- 頭皮を常に清潔な負担のない状態にしておく
- そのためにはシャンプー剤は洗浄力が強くて刺激性のあるものは出来るだけ使わない
- シャンプーのすすぎを今までの倍の時間をかける
これを意識して頭皮環境を大切にしていってください。
すぐによくなることは難しいですが、すすぎ残しを改善して、きちんと自分に合ったシャンプーを使っていけばフケやかゆみはおさまっていくはずです。
あきらめずに気長に、是非これらを意識して髪の毛の悩みを改善して
日々の生活を豊かにしていってください。
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